アシックスは、1973年に野球用品の事業に参入し、多くのプロ野球選手とも契約を結び、スパイクやグローブなどを提供していましたが、国内の競技人口の減少などにより収益性が低下していました。
このため会社では、スパイクなどのシューズを除き、グローブやバット、ウエアの製造や販売といった野球用品の事業から撤退することを決め、2025年の9月で販売を終了するということです。
現在、会社では大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手など、日本やアメリカのプロ野球選手11人と契約を結んでいるということですが、今回の決定により、シューズのみを提供する契約に切り替えていくとしています。
会社としては今後、主力の海外市場で販売拡大が見込めるランニングシューズや、テニス用品などに経営資源を集中させる方針です。