昭和20年8月13日、今の山武市のJR成東駅に停車していた貨物列車がアメリカ軍による空襲を受けて積み荷の弾薬が爆発し、当時14歳の少年を含む駅員など42人が亡くなりました。
終戦の2日前に起きた悲劇を語り継ごうと、13日は成東駅にJRの関係者などが集まり、駅前にある慰霊碑に花束を手向けたあと、爆発が起きた午前11時58分に黙とうをささげて犠牲者を悼みました。
成東駅の平山貴士駅長は「二度とこのような悲劇が起こらないように、平和な世の中であってほしいという思いで黙とうをしました。世界で続いている戦争や紛争が、一日も早くなくなってほしいと思います」と話していました。
また、千葉市から訪れたJRのOBの男性は「終戦2日前に犠牲になってかわいそうだと思います。皆さんに知ってもらい、後世に残していかなくてはならないと思います」と話していました。