輪島市河井町の墓地は、能登半島地震で大きな被害を受け、今も多くの墓石が倒れたままになっていたり、シートに覆われていたりしています。
お盆を迎え、13日は多くの人たちが家族とともに訪れ、墓に花を供えたり手を合わせたりする姿が見られました。
このうち輪島市の80代の女性は、9年前に亡くなった夫の墓が地震で倒れる被害を受けました。
お盆の前に建て直すつもりでしたが、業者に依頼が殺到しているため、対応してもらえるのは11月中旬になる見通しだということです。
女性は「家が被災してお墓の世話をする余裕もありませんでした。『ほったらかしでごめんね』という気持ちもありますが、やっとお参りができ、11月には建て直せるので安心しています」と話していました。