逮捕されたのは、久喜市菖蒲町に住む大熊文男容疑者(61)です。
久喜市と桶川市、それに伊奈町では今月1日以降、5日までの未明の時間帯に住宅が全焼したり倉庫や農業用ハウスなどが焼けたりする不審火が半径3キロほどの範囲で9件相次ぎ、1人が軽いけがをしました。
警察によりますと、容疑者はこのうち5日午前1時20分ごろ自宅近くの久喜市菖蒲町小林で倉庫に火をつけて全焼させたとして非現住建造物等放火の疑いが持たれています。
防犯カメラの捜査などから容疑者がこの不審火に関わった疑いがあることがわかったということです。
6日午前0時ごろ自宅を自転車で出発してうろついているのを警戒していた警察官が見つけマッチを持っていたことなどから事情を聴いていました。
調べに対し「全く身に覚えがありません」と容疑を否認しているということです。
警察は詳しいいきさつを調べるとともにほかの不審火との関連についても捜査することにしています。