都は物価の高騰が銭湯の経営を圧迫していることなどから、3年前から毎年入浴料金を値上げしてきました。
そしてことしも、燃料費や設備にかかる費用が上昇しているなどとして、一部の入浴料金を来月1日から値上げすることにしました。
4年続けて値上げされるのは12歳以上の入浴料金で、30円値上がりして550円となります。
都によりますと、これは全国で最も高い料金で、この10年間で90円値上がりしたということです。
一方、6歳以上12歳未満は200円、6歳未満は100円に据え置かれます。
都によりますと、都内の銭湯は去年12月末の時点で444軒と、10年前に比べて262軒減るなど減少傾向にあるということです。
都の担当者は「利用者が増えれば経営改善につながり、入浴料の上昇を抑えることもできる。東京の銭湯文化を守っていきたい」としています。