科学技術の進展に伴い、アメリカやロシア、中国など各国の軍隊では、無人機や極超音速ミサイルといった戦闘の様相を一変させる「ゲーム・チェンジャー」と呼ばれる兵器の開発競争が激しくなっています。
防衛省は、日本としても「ゲーム・チェンジャー」になりうる防衛装備品の研究や開発を進める必要があるとして、ことし10月、外局の防衛装備庁のもとに新たな研究所を設けることになりました。
研究所では、画像やGPSなどの情報をAIで組み合わせ、暗闇でも自動運転で走行できる技術や、電磁波や素粒子を活用した潜水艦の新たな探知方法の研究などを進めるということです。
研究は、外部から募集した10人余りの専門家がテーマごとに管理し、アメリカ国防総省の研究機関などと連携することも検討しているということです。