自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐっては、東京地検特捜部が安倍派、二階派、岸田派の会計責任者や元会計責任者、それに高額のキックバックを受けていた議員や秘書など合わせて10人を政治資金規正法違反の罪で立件しました。
立件されなかった議員や会計責任者については大学教授や市民団体が刑事告発していて、このうち栃木3区選出の簗和生衆議院議員と、比例代表東北ブロック選出の菅家一郎衆議院議員は、安倍派・清和政策研究会から議員個人として受け取ったキックバックを、政党支部への寄付だったと政治団体の収支報告書にうその記載をした政治資金規正法違反の疑いがあるとして会計責任者などとともに東京地検に告発されていました。
これについて、東京地検特捜部は6日、簗氏と菅家氏、それに、それぞれの政治団体の会計責任者をいずれも嫌疑なしで不起訴にしました。