気象庁の観測によりますと、台風3号は22日午前3時にはフィリピンの東にあって、ほとんど停滞しています。
中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径35キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風は今後、発達しながら北上し、24日から25日にかけて先島諸島に非常に強い勢力で接近する見込みです。
先島諸島では24日から25日は一部の家屋が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。
予想される最大瞬間風速は23日は先島諸島で30メートル、沖縄本島地方で25メートル、24日は八重山地方で60メートル、宮古島地方で35メートル、沖縄本島地方で30メートル、大東島地方が25メートルとなっています。
沿岸の海域はうねりを伴い23日、予想される波の高さは先島諸島で6メートル、沖縄本島地方で5メートルの大東島地方で3メートル、24日は八重山地方で11メートル、宮古島地方で10メートル、沖縄本島地方で7メートル、大東島地方で5メートルと先島諸島で猛烈なしけとなる見込みです。
また、台風の進路によっては先島諸島では、24日から25日頃にかけて警報級の大雨が、24日から26日頃にかけて警報級の高潮となるおそれがあります。
気象台は早めの台風対策と暴風や高波への厳重な警戒を呼びかけています。