福島県田村市にある昆虫の観察施設「ムシムシランド」では、夏の間だけネットで覆ったドームの中にカブトムシを放し飼いにして、近くで観察できるようにしています。
カブトムシは委託を受けた地元の農家が幼虫から育てたもので、オスとメスあわせて1000匹以上いて、21日は夏休み中の子どもたちが大勢訪れて手に乗せたり、写真を撮ったりしていました。
茨城県から家族と訪れた小学1年生の男の子は「クワガタとカブトムシがいっぱいいて楽しいです」と話していました。
また、5歳の息子と初めて訪れたといういわき市の40代の父親は「こんなにカブトムシがいて驚きました。少年時代を思い出します」と話していました。
この施設は、原発事故の影響で一時、訪れる人が大きく減少しましたが、その後、徐々に回復し、昨年度はおよそ1万9000人が訪れたということです。