岡山県の観光農園運営会社「西山ファーム」の元副社長、山崎裕輔容疑者は海外で果物を販売する事業に投資すれば配当を支払うなどと言って5年前、当時20代の女性から780万円余りをだまし取ったとして、13日身柄を拘束されていたインドネシアから日本に移送されて逮捕され、14日、検察庁に送られました。
インドネシアの当局は元副社長が4年前に日本を出国したあと、6つの国と地域を転々としおよそ3年前にインドネシアに入国後、首都ジャカルタで現地企業で働くなどして生活していたとみられることを明らかにしています。
元副社長は、複数の携帯電話やクレジットカードを持っていて警察は海外での生活を助けた人物がいないかなどこれまでの足取りについても調べる方針です。
元副社長らは知り合いなどへの勧誘に成功した出資者に「紹介料」を支払う方法で配当などの見込みがないのに資金集めを拡大し、全国の900人以上から130億円余りを集めたとみられ警察は、巨額の資金の流れを捜査しています。