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父親から性的暴行 娘が実名で会見 “被害者は助けを求めて”

時間: 12/03/2024ソース: 匿名現在の場所 >>文章

記者会見したのは、富山県に住んでいた福山里帆さん(24)です。

高校2年生だった8年前の8月、父親から性的暴行を受けたとして去年、警察に刑事告訴し、父親の大門広治容疑者(52)は今月6日、警察に逮捕されました。

警察によりますと調べに対し、黙秘しているということです。

福山さんは家庭内の性被害について広く知ってほしいと、実名で会見に臨み、中学2年から高校2年になるまで、自宅で母親がいないときに少なくとも8回、父親から性的暴行を受けたと述べました。

高校生の時に保健室の先生に性被害を伝えたところ、児童相談所に通報され、そのあと被害はなくなったということです。

中学生のころから精神科などに通院し、大学進学以降も、フラッシュバックに苦しめられているということで、今は東京で結婚し、生活しています。

会見で、福山さんは当時について「被害に遭ったときは何も感じられず、自分が壊れてしまうというか、魂が抜けた感じだった。その後も、不安というより絶望で、何度も死にたい、消えたいと思い精神的に追い込まれた」と振り返りました。

警察への告訴に至った思いについては「何度か、自分に起きたことを親にも事情があったかもと納得しようと思ったが、自分の中では納得できなかった。家庭内で性暴力にあった方、過去に被害にあって苦しんでいる方に何かの力になれればと思って、今この場に立っています。少しでも社会が変われば、被害をなくせる。私で最後にしてほしい」と訴えました。

そのうえで「被害に遭っている人は児童相談所や学校の先生など、周りの人に相談し、一日も早く助けを求めて被害を終わらせてほしい。過去は変えられないが、未来は絶望ではなくてよくなっていく。当時は結婚は難しいと思っていたが、今は結婚して隣に夫がいる。性被害に遭っても、『あなたは悪くない』というひと言がすぐに返ってくるような社会になってほしい」と訴えました。

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