NHK経営委員会は任期満了で退任した森下俊三 前委員長の後任について、12日、委員12人による互選を行いました。
その結果、全員一致で古賀信行氏が新しい委員長に選ばれました。
古賀氏は73歳。
昭和49年に野村証券に入社し、野村ホールディングスや野村証券の社長や会長、経団連の審議員会議長などを歴任し、現在は、野村ホールディングスの名誉顧問を務めています。
古賀氏は記者会見し「NHKは公共放送であり、全国津々浦々まで情報を伝達する使命を担っている。経営委員会という立場で、NHKが健全にきちんと運営されることを念頭に置きながらやっていきたい」と抱負を述べました。
また、政治との距離感について「われわれがやらなければいけないのは、政治とは全く関係なく、NHKとしてどうあるべきかを追求していくことだ。ベンチマークは、国民・視聴者とNHKで働く人が生き生きとなることだ」と述べました。
一方、委員長の職務代行者には元大阪高検検事長で弁護士の榊原一夫氏(65)が選ばれました。