訴えを起こしたのは、サッカー日本代表で、フランス1部リーグ、スタッドランスに所属する伊東純也選手です。
女性2人は、去年6月、大阪市内のホテルで酒に酔わされ伊東選手とトレーナーから性被害を受けたとして1月、大阪府警察本部に刑事告訴し、このうち1人は、PTSD=心的外傷後ストレス障害を負ったと主張しています。
これについて伊東選手は、事実無根で虚偽の告訴であり名誉が傷つけられ、スポンサー契約を打ち切られたなどとして、女性2人に2億円の損害賠償を求める訴えを19日、大阪地方裁判所に起こしました。
提訴のあと、伊東選手の代理人は「客観的な証拠に基づかない虚偽の告訴で、性加害の事実がないことを明らかにしたい」と話していました。
一方、伊東選手が訴えを起こしたことについて、女性の代理人は「訴状の内容を確認できていないので、具体的な内容はコメントできない」としたうえで「女性たちは適正な刑罰を求めて刑事告訴しており、捜査への協力を第一に考え、行動していく」などとしています。